解散

誰も私の意見に興味はないと思いますが、郵政民営化断固支持です。

理由は単純、民間でできることを公共セクターでやるというのは明らかにおかしいよなと。あとは、JRもNTTも民営化して断然サービスがよくなったという経験に基づく意見でもあります。ようは、公共セクターが担うのは本当に金にならない仕事に限定されるべきだと思う。

まあ、民営化自体の是非はともかく、小泉さんの自分の信念を曲げない姿勢はキライではないなあと。最後の最後まで変節はしなかった点は評価してあげたい。

日本の社会って、物事をなにかと妥協というか適当な落としどころを見つけて、波風立てずに進めていくのが普通なわけで、その意味で異端な彼のやり方は見ていて面白い。いや、むしろ、彼が異端として扱われる社会の方がおかしいのかも知れないのだけど。

ただ、それはおかしな方向に突っ走ってしまう危険性をはらんでいるわけで、それがまさしく今回の解散劇。参院で否決されたから衆院を解散するのはどうみても理屈にあわない。

もっとも、反対する方も反対する方だと思う。民営化が数十年来の持論な人間を党首に担いでいるのにいざ法案を持ち出したら反対するのはどうなのかと。反対するなら同時に離党すべきだよねと思う。

結局は、どちらも理屈にあわないことをやっているようなが気がする。そんなことで、政治に空白を作ってもいいのだろうかと思うのだ。

でも、政治の世界が今までそんなことの繰り返しにも関わらず、日本はうまくいっていたのだから、実はそれほど変わりないのかも知れないな。