今日は朝から法事。
祖父の三十三回忌。生まれたときにはすでに故人でこの世にいなかったので、当然のごとく思い出はない。
さすがに三十三回忌とあっては親戚を呼ぶということもなくごくごく身内だけの法要。法要といってもお寺からお坊さんにお参りしてもらってお経をあげてもらうだけのものです。
仏壇の前で僧侶がお経をあげる後ろに正座する家族。
朝の静かな空気の中をただお経をあげる声だけが響いていきます。普段、別に宗教に興味がない人間でも自然とおごそかなな気持ちになれる瞬間。
終わった後に残ったのはなんとなく心地よい感覚。日常とはまた違った非日常の体験もまた重要なのだと思ったのでした。