叩き斬ってやる!
※微妙にネタバレかも?
後藤真希コンサートツアー2004秋〜あヽ真希の調べ〜
サブタイトルから漂う優雅なイメージとは裏腹に相変わらず熱いライブでした。
回を重ねるごとに進化していく彼女のライブなのですが、個人的には今回が今までで一番ヒットだったかも。
今年行ったライブでよかったと思えたものはいくつかあるんだけど、その感動にはライブ自体意外の別の要素も含まれているケースの方が多かったように思う。例えば、卒業ライブであったり、復帰ライブであったり、ファーストライブであったり。ツアーファイナルであったりetc.
そういう要素を抜きにして、純粋に面白いと思えたライブはひさびさな感じがします。
オープニングのムービーに始まって、途中のいくつかの仕掛けがあって、ライブ自体が一つのストーリーの中に組み込まれている印象でした。
その一つ一つに無駄がないというか、すごく流れとしてスムーズなのです。
VTR一つにしても単なる時間つなぎ的なものではなく、ライブ全体の構成の一要素としてしっかり機能していたといました。それどころか、一つのショートドラマとして見ても十分耐えられる内容。
当然ながら、メインとなるべきライブというか歌自体もしっかりしていて、本当に隙がない。質の高さではやはり群を抜いているという感じがしたライブだったように思います。
まあ、あえて言うなら、MCはもう少しレベルアップが必要ですね。例えば、トークで言えば、松浦さんとかの方が断然レベルが高い。どちらといえば、トークの軽妙さで客を引きつけるというよりはパフォーマンスのレベルの高さで勝負するタイプなので、その辺を求めるのは酷なのかもしれませんが。
このあたりは、年を重ねるごとに改善されると思うので、今後に期待かな。
トータルで見れば、そのレベルの高さはさすがだったように思います。なんというかごまコンの真髄を目の当たりにしたそんな気がした一日でした。ごまコンすげーよってそんな感想が一番わかりやすいかな?
ムービーのラストで「叩き斬ってやる!」という素敵なセリフがあるのですが、本当、ごっちんに思いっきり叩き斬られてみたライブでした。