スーツ姿


帰りの電車の中でいつもどおり立ってたら、向かいの方にスーツ姿の女の子を発見。

見てるとなんかスーツが板に付いてないような感じです。就活中かなとか思ったけど、普通に文庫本読んで余裕かましてるので違うっぽい。そもそも時期的にもあれだし、普通に仕事帰りの様子。

でもなんか似合わない感じがするので、まだ新人さんなのかなあとか勝手に想像。

今の時期はほとんど見かけないけど、シーズンになると似合ってねえ〜とか思わずつぶやきたくなるような感じの人をよく見かけます。

やっぱり、普段着てないと板に付いてない感じがして、外から見るとはっきりわかっちゃうんだよなこれが。

かくいう僕自身も最初のうちは似合ってなかったんだろうけど、今となっては多分誰から見ても違和感のない感じになってしまってるんだろうな。

そういえば、昔はスーツの似合うかっこいい大人になりたいなあとか思ってたんだけど、かっこいいかどうかはともかく普通にスーツの似合う大人になると、だからなんなんだろうと思ってしまうわけで・・・。

ネクタイを結ぶのにすら一苦労していたのが、いつしか違和感なくスーツを着るようになって、それが日常になり、最初持っていたスーツの似合う大人へのあこがれは失われていく。

人生というか物事ってえてしてそういうものなのだろう。

人は、何かを手にする度に何かを失っていくのかもしれないなあ〜。ふとそんなことを思った。