みちよはじめました

昨日は、みちよの記念すべき1stライブへ。

なんとなくアルバムを買って、申し込んでみたライブチケット。彼女についての記憶は、ハロプロ系のコンサにゲストとして出ていた姿くらい。正直、まったくといって印象はなかった。

持っている知識といえば、アルバムの「JECICA」の曲だけ。ほとんどまっさらな状態で彼女のライブ当日を迎えることに。この土日の娘。コンの余韻が残る中で、当日になってもテンションはあがらず。チケ無駄にするのも気が引けるし、せっかくの記念のライブだしと、あったのはそれくらいの動機。

会場入りすると、なんとなく漂う1stライブならではの緊張感を感じ取る。忘れもしない2001年12月某日、渋谷のAXで行われた市井の復帰ライブの時に感じた空気に少し似たものを僕は感じていたのかも知れない。ただ、その時はある意味当事者だった僕は、今ここでは部外者・・・。言いようのない寂しさがそこにはあった。

だけど、そんな感覚は、ステージに登場した歌姫にスポットライトが当たった瞬間消え去った。一曲目は予想通りのあの曲。堂々としたボーカルが狭いライブハウスに響く。本物のシンガーとしての姿がそこにはありました。

彼女の歌に僕はいつしか酔いしれていました。。。

途中、MCを挟みながらライブは進む。MCはさすがにうまいなあと関心。客席との掛け合いが続いてすこし長くなったけど、少しもだれた感じはなかった。あと、やっぱ、いい子ですよね彼女は(笑。まあ、観客がちょっとうるさすぎたのはマイナス。

誕生日ですとの彼女の言葉にハッピーバースデーの大合唱。これは、結果的には微妙にフライング気味でしたがw

また、オーストラリアまで英語の勉強をしに行った彼女なのに投げ出してしまった彼女だけど、曲作りはしっかりやってくれていたようで何よりでした。

そうこうしているうちにあっという間にアンコールへと進む。

みちよコールの中、暗転したステージの上に運び込まれるキーボードを見て悟る。再び、ステージにライトがともって、彼女が登場。ピアノが奏でるのはもちろんあの曲。

1stライブならではのご愛敬というべきか、思いっきり失敗して音が止まる。

暖かい観客の「もう一回」コールに再チャレンジ。今度は、危ういながらもなんとか成功。「ピアノの発表会に来た父兄の心境」と誰かが語るのを聞いて妙に納得(笑

そして、いったんはけて再登場。グッズのTシャツで全員登場。最後にキーボードの人が出てこないと思ったら、バースデーケーキを持って登場。

今日2回目のハッピーバースデーでなんだか感動したよ。きっと本人もうれしかったことでしょう。

最後は、アルバム全部歌い終わっちゃったと言いつつ、2曲歌って終了。

終わった後に僕はおそったのは言いようのない爽快感。その前の土日に娘。ライブに行ってここ一年ないくらいの楽しさを感じたんだけどそれを遙かに超える面白さでした。まあ、ジャンルが違うんで比べようがないんだけど、あえてそう言いたい。

やっぱり、そこはなんと言っても彼女のシンガソングライターとしての第一歩をしるす記念のライブというのが大きいのかも知れない。彼女だけでなく会場にいるみんながそれを感じ取って作り上げたライブがゆえの楽しさだったとも言えるかもしれない。

だけど、それだけじゃなくて、彼女の持っている実力の片鱗を感じ取ることができたように思う。まだ歩み始めたばかりの彼女だけど、未来は明るいんじゃないと思った。

歌っている彼女の姿は、ハロプロという窮屈な鳥かごから解き放たれて、大空を広い翼をひろげて悠々とはばたいてるといった印象でした。それは、とりもなおさず彼女の選んだ道が間違いなかったことをはっきり示しているのでしょう。

ここに至るまでに様々な紆余曲折があったのだけど、確かにあの時のオーディションでグランプリに輝いたのは彼女であったのだとふと思い出した。そして未来はそんな彼女のためにあるのだと僕は思う。

それから、ファンの人たちの熱さというそういうのを強く感じて、すごくうらやましい気がしました。すごく彼女と密接に深いところでつながってると思った。やっぱり、復帰を心待ちにしてた人だけに違うなあと・・・。

そんな中で部外者な僕がこのライブを見れたのは幸せなことだったかも知れない。これだけいいライブを見せてくれた彼女に敬意を、そして彼女の歌い手としてのすばらしさをたたえたい。

というわけで、部外者だけど、シンガーのみちよを僕はこれからも応援します。