未完成のハーモニー

SweetSのCDを聴いてるうちにこういうローティーン系ユニットの基本といえばSPEEDかなとふと思い立って同じくデビュー曲の「Body&Soul」を聴いてみることにしました。

イントロが流れた瞬間、大げさじゃなくちょっと鳥肌が立つのを感じた。比べてみようと思ったこと自体間違いだったと気づきました。(あえていうなら、あくまで健康的なSPEEDに対して、SweetSの方は退廃的な感じがします(笑。)

さすがに一時代を作ったグループは違います。今聴いても全然色褪せた感じがしません。多分、この曲を今出しても売れる気がします。

僕の場合、SPEEDは曲は好きだったけどそれほどはまらなかった。理由はわからないけど音楽として完成してたから作品としてしか楽しめなかったとかそういうことかもしれない。かっこ良すぎるんですよね彼女たちって。

そしていつしかモーニング娘。にはまっている自分がいました。

彼女たちは落選組の寄せ集めで、それぞれが足りない何かを補ってなんとか一人前というグループだった。それでもダサダサな感じで(笑。

でも、そういう何か足りないものに惹かれたのです。

今みたく大きくなった彼女たちもちょっと足りない人たちの集まりで、妙なバランスの上に成り立っていて、永遠に完成されない感じがします。

このあたりはおそろしく完成されていた4人組とはちょっと対照的な気がします。でも、完成されたものはきっと面白くなくて完成されてないから面白いのだと思う。

だから、僕は、モーニング娘。には今後も永遠に未完成のハーモニーを奏でて欲しいと思っています。

6年前からそうだったように1年後もそしてもっと後も。彼女たちがそこにあり続ける限り・・・。