かわいい

同じ言葉を使っていてもそのニュアンスが違うってことはよくある。

たとえば、後藤真希がかわいいと言う時と松浦亜弥をかわいいと言う時では”かわいい”の意味は全然違っている。

前者における”かわいい”と後者における”かわいい”がどう違っているのかという問いに答えるのはすごく難しい。ただ、その違いはわかってもらえると思う。

そして、最近の僕には前者のかわいさの方がしっくりくるみたいだ。

後藤真希がかわいいについて言及する声をよく聞く。彼女がかわいいのは当たり前のことなのだが、ソロになって一段と輝きが増したような気がする。

その理由はわからない。グループの中にいるときにはわからなかったものがソロになって明らかになってきたということなのだろう。

ようは、彼女の実像について、正確に理解できていなかったということだ。

それが、ミュージカル、ソロライブと一つ一つのステップを経て、明らかになってきている。

さて、昨日のさんまのまんま。さんまという一つの触媒を通じて明らかになる彼女の実像。さんま自身が語るイメージとのギャップ。それこそが彼女の魅力そのものだと僕は思う。

最初はごく周辺の人しか気づいていなかった本当の彼女の姿。それが数年の時を要して、徐々に浸透していっているように見える。

それが、決定的な形でソロミュージカルだったと思う。大人びたとか不良っぽいとかそういうイメージとはまるで違う後藤真希。だけど、ライブの時の切れ味は最高で。

昨日の30分間は、そんな彼女の実像に触れられたような気がした。そう後藤真希は間違いなく”かわいい”のだ。