キラーチューン

2,3日前に遅ればせながら買ってきたメロン記念日の1stアルバムを聴いている。今までのシングル曲が全部入った実質ベスト盤みたいなものなので、特に目新しいことはないけど、良曲ばかりで、つくづくこのユニットは曲に恵まれているなあと思う。

特に「This is 運命」あたりを転機にクオリティが一段とあがってきている。最近のつんくによる3作品なんかは枯れかけている彼の最後の才能が注ぎ込まれているような印象だ。

ただ、徐々にセールスを上げているとはいえ、まだまだその水準は低いレベルにとどまっているのは残念だなあと思う。理由はいろいろあるとは思うけど、良い曲だけど、インパクトが足りないのかなあと思う。

やっぱり、ブレイクするには飛び切りのキラーチューンが必要だ。でも、それは残念だけどもうつんくには書けないそんな気がする。

今にして思えば、彼が最後に書いた飛び切りの曲は「桃色片想い」だったのかなあと何となく思う。まあ、それは松浦亜弥という素材を得たがゆえのものではあったが・・・。

そういえば、松浦の新曲「ね〜え」はそこそこ売れているもののタイアップで期待されたほどではないようで、彼女ももうピークは過ぎたのかなあという気がする。

最近、SMAPの「世界に一つだけの花」が爆発的なヒットを記録している。彼らの今までのヒット曲と言えば、「夜空のムコウ」とか「らいおんハート」とかがあるが、いずれも作詞・作曲した人間は違っている。

つんく一辺倒のハロプロと違い、多彩な作家陣がヒットを支えている。そこに定期的にヒットを飛ばす秘密があるのだと思う。

また、エイベックスの歌手があれだけ大量のリリースができ、作品が一定のクオリティを保てるのは、作家陣を大量に抱え込んでいるからだ。

きらめくような才能を持つ人間でもいつかはそれは枯渇してしまう。それは避けられないことなのだ。もはや、そこそこの良曲は生み出せても、飛び切りのキラーチューンは生み出せない、そう思う。

今までも一部で言われてきたことではあるが、メロン記念日の一部シングルでの新堂敦士の起用のような、多彩な作家陣の早急な導入が必要だと思う。そう、今こそ新しい血の導入が求められているのだ。

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