あゆとまき

「ayu ready?」のゲストに後藤真希が出演。オープニングで、浜崎あゆみのバックバンドの演奏で、「うわさのSEXY GUY」を浜崎あゆみとデュエット。まず、生演奏の音のかっこよさにちょっとビックリ。野村義男のギターをバックに歌う後藤真希の姿はすごく新鮮だ。

教科書通りに歌おうとする後藤に対して、情感をのせて自分の世界にもっていこうとする浜崎、二人の好対照な歌唱は印象的。この曲は2,3年前から歌ってると言わんばかりの歌唱を見せる浜崎にトップを走る人の貫禄を感じる。まさにあゆワールドで、ソロとして歩み出したばかりの後藤のぎこちなさとは歴然した差があるそんな印象。

とはいえ、この二人が並んだ図に違和感はなく、十分、対等に渡り合っている後藤の姿は彼女のポテンシャルの高さを示していると思う。羽根つきの歌衣装ではなく普通の衣装で、生バンドを従えて歌う姿には、歌手としてのオーラを感じる。無駄な装飾はいらない、マイク一本さえあれば、十分、そう聞こえてくる。素のままで歌えばそれで十分なのだ。

それは、トークをはさんでラストで歌った「Who...」で再認識できた。この曲は、浜崎あゆみのライブのラストで歌われることも多い定番の一曲。この曲を後藤がどう歌うのかは興味深いところ。

これまた新鮮な感覚。後藤のクリアーな高音がこの曲に新しい魅力を吹き込んでいるそう感じた。片方はドライ、片方はウエットな印象があるものの二人の声の質感の類似性も感じられる。とはいえ、この曲はやはり浜崎の曲。そこにはまだまだ大きな差があるとも感じた。

二つの曲を通して感じたのは、浜崎あゆみというカリスマのすごさには、まだ後藤は遠く及ばないということ。しかし、後藤にとってその事実は悲観すべきことではない。彼女の年齢はまだ若干17歳にしか過ぎない。同じ年齢の時の浜崎は売れないアイドルに過ぎず、まだ歌手としてスタートすらしていなかった。

まだ、後藤は、歌手としての方向性をつかみ切れていないのだ。彼女は、その潜在能力の10%も出し切っていないとさえ思う。しかし、しっかりとした方向性をつかんで、彼女のポテンシャルが爆発したとき、新しいカリスマが出現すると僕は思う。LOVEマシーンで加入した彼女がモーニング娘。に力をもたらしたように、彼女自身が自らにインパクトを起こす、そんな未来を僕は期待しているのだ。

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