人間ドラマ

今日、僕は、松浦亜弥のミュージカルを見に行ってきた。その帰り、電車に乗り込んで、奥に入り、ホームと反対側のドアにもたれかかって、ドアが閉まって電車が出るのを待っていた。続いて入ってくる乗客の様子をうかがっていると、小学生か中学生くらいの女の子が乗り込んできた。乗り込む際に、連れの人と「またね。」と言いながら別れの挨拶をしている様子だ。

彼女もおそらくミュージカル帰りのようだ。今日、彼女は友達と来て、家の方向が違うので、別れの挨拶でもしているのだなあと思いながら見ていた。でも、挨拶をしている相手は、40歳は超えているように見える男性だった。

友達とは考えにくいし、一緒についてきた父親なんだろうなと思った。でもよくよく考えてみると、親子なのに同じ方向じゃないのは不自然な気がする。まさかヲタ友達。まあ、あり得ない話ではないが、とてもそうとは思えない。

ふとひらめいて、僕はこう解釈することにした。二人は親子。でも、両親が離婚したか何かで娘。は母親の元で暮らしている。今日は、一ヶ月に一回くらい会うことのできる日で、一緒にミュージカルを見に行ったのだと・・・。

この妄想に近い想像が当たっているのかどうかは確かめようがない。ただ、きっとそうに違いないと僕の中では信じ込んでいる。

世の中、偶然とはあるもので、去年、モーニング娘。のミュージカルに行ったときも、不思議な経験をした。帰りの新幹線の車中、隣に黒い喪服のような格好をした女性が乗り込んできた。

法事か何かに向かうのだなと思っただけで気にもとめていなかったが、しばらくしたら、彼女あてに電話がかかってきた。そして、彼女は、電話で話している最中に泣き崩れてしまった。その段になって、僕はようやく、肉親が死んで、急いで新幹線で現地に向かおうとしているのだと悟った。

これも直接、話を聞いていないので事実はわからない。ただ、偶然に出会った出来事のなかに人間模様を感じる度、人の人生とは様々なのだなあと思う。そして、不思議だなあとも思う。そして、リアルに生きている人々の物語に感動を覚えるのだ。

現実は小説より奇なりとも言う。フィクションの世界よりも現実の社会での出来事の方がよほど不思議だし、楽しみも悲しみも与えてくれる。フィクションは現実を超えられない、そう思うのだ。

だが、今日見に行ってきたミュージカルはそんなことを感じさせないような話だった。確かに現実を超えられないのかもしれない。しかし、それに匹敵する面白さを与えてくれたように思う。

笑いあり、涙ありの人間ドラマで、何より見終わった後に充実感というかすがすがしさがあふれてくるようなそんな感覚を覚えた。これだからエンタテインメントは素晴らしい。僕はそう思った。

松浦亜弥は何をやっても松浦亜弥だなあという気がした。あたかも木村拓哉が何をやっても木村拓哉であるように。もはやそれは、松浦亜弥というジャンルなのかもしれない・・・。

#内容は、しっかり作られていたように思う。加藤紀子が案外よかった。

後藤真希のミュージカルも評判いいそうなので見に行きたいんだけど、評判いいおかげでチケの相場が上がりそうなのが痛い・・・。

#それはそうと、ミキティCMキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!

今日の腹筋/腕立て/背筋/スクワット:0/0/0/0回