This is 運命

JR快速“温情”の臨時停車、乗り間違えた受験生救う

千葉県と東京を結ぶJR京葉線で3日朝、高校受験に向かう電車を乗り間違えた千葉県内の女子中学生(15)のため、ノンストップの快速電車を途中駅に臨時停車させる特例措置が取られた。動揺する中学生を心配した乗客たちの力添えもあり、中学生は試験開始にぎりぎり間に合ったという。
なんだかちょっといい話で、粋なはからいだと思う。これで試験に受かればめでたしめでたしといったところか。もっとも、乗り間違えたから降ろしてくださいという要望をなんでもかんでも全部受け入れてしまったら、公共の交通機関として成り立たなくなるわけで、今回の措置はあくまで特例としていい判断だったなと思う。
彼女が今回の試験に合格するかどうかはわからない。仮に合格したとして、幸せになるとは限らないし、違う高校に行った方が結果的にはよかったかもしれない。もしかしたら、彼女が間に合ったおかげで落ちる人がいるかもしれない。ただ、どのような結果にせよそれは各人が運命として受け止めていくべきことなのだ。
そういえば、昨日、徹子の部屋中澤裕子が出ているのを見た。話の内容は、あの番組らしく深く突っ込んだ内容というより、さらっと彼女について紹介するそんな感じだったんだけど、彼女の話を聞くとやっぱり運命というものの不思議を感じる。
たとえば、彼女がオーディションを受けずに、OLのままだったらどうだったのか。モーニング娘。のオリジナルメンバーでも他の4人は、年齢も若かったのでいずれ別の形で芸能界のステージを踏んでいたかもしれない。でも、彼女は、多分、芸能界に足を踏み入れることはなかっただろう。
そう考えると、すごく奇跡的なことだったんだろうなと思う。そもそもあの5人が落選組として集められデビューするそのこと自体が奇跡だったわけで・・・。
普段意識することはないのだけど、そういう偶然の積み重ねが彼女たちの今を形作っているように強く感じた。また、僕自身がその過程を見ることができたこと自体も偶然なのだなあと思った。そして、彼女たちだけでなく世の中のすべての人間が偶然の積み重ねの中に生きているのだ。
そんなことを考えている僕の脳裏にあるフレーズが浮かぶ。
This is 運命」。運命というものは不思議だ。
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