二人の

有名モーオタさんのネットラジオ企画ラジモニ。最初の方をちょっと聴いてました。なんというか、グダグダ感が心地よい感じでした。進行を考えろとか、しゃべる人は一人にしろとか言い出したらきりがないのですが、プロフェッショナルと同じものを求めるのは多分無理だろうし・・・。電話ゲストさんのお話はまあまあ面白かったので可。

掟ポルシェ氏とか娘。ニュース神崎氏にはちょっと笑った。で、印象に残ったのは、梨華の時間のゴンタ氏。話自体は普通のオタトーク、あれだけ面白い文章書く人にしては、トークはたいしたことないなあって印象だったんですが、ミュージカルの感想。一部と二部の違いについての言及が引っかかりました。

一部の主役は安倍なつみさん。安倍なつみさんはここでも自分の夢にまわりを巻き込んでいくだという言及でした。これは、氏の”天使なっち”みたいなサイトでの言及のしかたを反映されたロジックなんでしょうね。一方、二部の主役の後藤真希さんは、冷めたような感じで、アメリカにいってビジネスで成功するという夢はあるんだけど、夢とかそういうものに対してクールな見方をしている彼女(話の中では男役)が本当に大切なものを見つけるというお話です。

この構図は、実は、去年のミュージカルと対して変わらないわけです。センチェリーランドをなんとかしようとがんばる安倍なつみさん。対して、後藤真希さんはここでもクールにものを見てます。自分の夢のダンスに打ち込む彼女は、貧乏な家庭環境という現実の中で、頑張っています。

安倍なつみさんにしぼって考えれば、ピンチランナーという文脈でも同じロジックを適用することができるんだろうということです。

確かにこのあたりの構図は、重要な示唆を与えてくれているような気がします。たとえば、去年と今年のミュージカルの変わらない構図を見てみると、モーニング娘。というグループに存在する二つの対立軸が見えてきます。夢とか理想とか象徴である安倍なつみさんと現実をシビアに見つめるクールな存在の象徴である後藤真希さん。

現実の二人は必ずしもそこで示されるようなイメージで表現される存在ではないのですが、グループとしてとらえたときにこの二人のイメージははっきりと示されてるような気がします。

結局、モーニング娘。というグループは、この安倍なつみさんと後藤真希さんの二人の対立軸の中に支配されているグループなのだ、そのように思います。WARMな安倍さんにCOOLな後藤さん。世間一般あるいは、プロデュースサイドもそのようにとらえているからこそ、ミュージカルという場面においてああいった表現がなされていると考えることができるような気がします。

そして、この対立軸の中においては、他のメンバーの存在はサイドストーリーにしか過ぎないのです。

現実のモーニング娘。を見るに、ミニモニ。からの一連の流れにおいて絶大な人気を誇る加護亜依さんを始め、他のメンバーもそれぞれのポジションを持っています。現時点での人気面では安倍なつみさんとか後藤真希さんを上回っているかも知れません。

しかし、あくまでそれは二人の対立軸という構造においてサイドストーリーでしかありえないのです。

この現実は、市井オタとしての筆者としても自覚すべきことでもあります。モーニング娘。という文脈における市井紗耶香さん自体のブレイクの経緯を振り返ってみれば、真夏の光線で、安倍なつみの影として頭角を現し、後藤真希の教育係としてブレイクにいたった市井紗耶香さん。彼女は、二つの大きな太陽の光に照らされた月のような存在として光を放ち、一部の熱狂的な支持を得るにいたった、そう考えることができるのはないでしょうか。

すなわち、モーニング娘。という文脈において、市井紗耶香さんのストーリーも当然ながら、サイドストーリーに過ぎないと言うことことを自覚しなければならないでしょう。ここに筆者は、モーニング娘。という文脈においてアウトサイダーに過ぎない自己を自覚しています。

さて、本論に戻ります。結局のところ、今のモーニング娘。は、安倍なつみ後藤真希という二つの対立軸の中で構成されているグループであると言えます。この構図自体は、後藤真希さん加入当時より不変です。

では、後藤真希さん加入以前は、どうだったのか。初期においては、やはり福田明日香という安倍なつみに拮抗できる存在があって、対立軸を構成していました。福田明日香さんの脱退後は対立軸を失った娘。はバランスを失い、失速します。そして、後藤真希さんの存在を経て新たな対立軸を得て、大ブレイク今に至っているわけです。

このグループの根幹をなす軸が存在している限り、グループとしてはある意味安泰であると言えます。(最近の状況を見ているとそうは言ってもいられませんが・・・。)グループが解体に向かうのはこの根幹をなす対立軸の一方が崩れた時です。

すなわち、それは、安倍なつみさんか後藤真希さんのどちらかが卒業するときです。最初の崩壊の危機は前述したように福田明日香さんの卒業でした。その危機は、後藤真希さんという別の軸を得て乗り切ることができました。

しかし、それは偶然とも言える出来事であって、同じような人材を得ることはできないでしょう。他のメンバーは実はサイドストーリーを演じるためだけの存在であって、メインストリームになることはできないと思います。多分、4期と5期の採用の過程を考えると、そもそもメインとなることを期待しての採用ではないような気がします。(これは、2期メンバーがあくまで補完のために採用されたのと同様であるように思われる。)とすれば、それを期待するなら、外側に人材を求めなければならないのですが、それは困難なことであるように思われます。

とするなら、崩壊の日はそう遠くないでしょう。問題となってくるのは安倍なつみさんの年齢。すでに20歳を過ぎている安倍なつみさんがアイドルグループであるモーニング娘。の中において、メインストリームであることができる期間は、そう長くはないと思います。(ソロとしての可能性はここでは別問題です。)たとえば、中澤裕子さんのようなポジション(現在だと飯田さんとか保田さんのポジション)であれば、もう少し長くやることはできるとは思いますが、メインであるべき彼女はそういうわけには行かないのです。

だとすれば、あと1,2年、そう遠くない日に終焉の時はやってくることは間違いないことでしょう。そのXデーはいつかわかりませんが、残された時をどう過ごしていくのかという心構えを必要とされる時期に来ているのかなあとそんな風なことをちょっと考えてしまいました。


P.S.
というわけで、実はラジオの感想ではないというオチ。


<リンク報告など>

酒呑み市井ファンリンク「S/spirit/R」に参加してみました。

勝手にブックマークを追加。

UH-CHOMI!!
なっち大好き、なちまりマンセーな女子大生ナホさんのサイト。日記のトーンがおもろいです。

Soeng
個人的に利用していた娘。系ニュースサイト日曜の朝(閉鎖)の管理人高橋さんの後継サイト。

アナザーディメンション
なっちファンなチーさんのサイト。文章のトーンが好き。

YSKニッキ
なつみ系(閉鎖)の管理人YSKさんの新サイト。ちょっと辛口なコメントが秀逸です。

あなたのりか17歳
チャーミー最高!

Cheap Creed
TOP絵といい、ネタの面白さといい、個人的にはツボなんです。

CyberShelter
家庭崩壊の危機を顧みず、辻ちゃんに命をかける生き様が素敵です。

サポティスタ
サッカー情報サイト。試合の情報から裏ネタまで充実度は最強。

NAKATA.NET
中田英寿公式サイト。ヒデからのメッセージ「Hide's Mail」は必見だと思う。

その他、マスコミ関係のサイトを追加。

基本的に勝手リンクというか筆者の個人ブックマークを公開しているだけなので勝手にリンクするなとかその他問題がある場合は、ご連絡いただければと思います。速やかに対応させて頂きます。

ブックマークは現在整理中。いろいろ追加したんですけど、ちょっと考え中。あと、サッカーリンクを大幅増強予定(マジ?)。

でも、いい加減な管理人なので、ワールドカップの終了に間に合わずにやめる可能性大。


<今日のワールドカップ

南アフリカVSスロベニア
これは見てないのでなんとも。南アフリカ1-0勝ち。スロベニアは内紛でエースのザボビッチが離脱とどうもよろしくない様子。アイルランドみたく大会前のごたごたと違って大会中に起きちゃうとチームがかえってまとまるとかそういう感じにはならないのでしょうね。

☆イタリアVSクロアチア
優勝候補の一角で従来の堅い守備に加え、攻撃陣にも多彩なタレントをそろえるイタリアと前回大会3位で東欧のブラジルとの異名に象徴されるように個人技に優れた選手の多いクロアチアの一戦。

前半は、膠着状態。ただ、イタリアのセンターバックネスタが怪我で交代とちょっと不安な出だし。

後半にイタリアがビエリのゴールで先制。いつものパターンなら手堅くイタリアが逃げ切る展開ですが、今日は、ちょっと違っていました。

1点とられたクロアチアが反撃、オリッチのゴールで同点。これに勢いづいたクロアチアが攻勢に出て、ラパイッチのゴールでなんと逆転。

終盤、イタリアが反撃に出るもトッテイのFKがポストに嫌われる不運や最後のゴール決めたかに見える場面がファウルで無効になったりとツキがなかった印象でした。

逆にクロアチアは、2点目のゴールがDFに当たって弾道が変わったりとツキにも恵まれた印象ですが、すごいいいパフォーマンスを示してくれたと思います。

で、ゴールを決めたオリッチがユニフォームを脱いで喜びを表現したのはいいが、脱いだユニフォームを着ようとして絡まってうまく着ることができず、あたふたしたあげく、スタッフに助けてもらってようやくユニフォームを着ていたのにはちょっと笑いました。

☆ブラジルVS中国
ブラジル4-0で快勝。さすがに実力の差はいかんともしがかった印象です。中国もチャンスは何度かつくったのですが、ゴールにはいたらず。このあたりは力の差ですね。

さて、明日は日本VSロシア戦。予選リーグ突破をかけた大一番です。

守備のかなめ森岡の状態が心配ですが、ともかくがんばってほしいものです。

☆My Favorites
今大会の筆者の一押しはアイルランド
チームもさることながらアイリッシュサポータ面白すぎ↓。
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