疑問

タイトルの由来は吉本ばななの同名の小説からと昨日書きましたが、吉本ばななさんって今どうしてるんだろう?っていう疑問をふと抱きました。

で、ちょっと検索をかけたら公式サイトを発見!現在も作家活動を続けておられるようです。

で、もう少し引っ張ってみます。

「哀しい予感」が発売されたのは、1988年、14年前も前のことになります。「キッチン」でデビューしたばかりの彼女は当時、大人気でした。もっとも、その時、筆者は小学生か中学生くらいだったわけで、特に興味を抱きませんでした。

それから、10年くらいの時を経て、彼女の作品をはじめて読んだのは数年前のことです。なんとなく本が読みたくなって文庫本の「キッチン」を手に取ったのがきっかけです。

筆者は基本的にミーハーな人間なんで、一世を風靡した彼女の作品をちょっと読んでみようかというまあ簡単な動機でした。そして、読んで面白かったので、他の作品も読んでみようかと文庫本になってる作品を次々に買い集めていきました。そんな中の一冊が、「哀しい予感」でした。

すごくせつない感じのするタイトルがすごく印象的で、ストーリーも主人公の揺れ動く感情の描写がなんだか素敵で、彼女の作品では一番好きです。で、サイトの名前を考えているときにこの小説の題名が浮かんできたわけです。

タイトルとして頭に浮かんでから、数年ぶりに読んでみました。昨日も書きましたが、切ないタイトルとは裏腹にこの作品はすごくポジティブなメッセージが込められています。過去との決別と未来への旅立ちといったメッセージが肯定的に表現されている、そんな風に思える作品です。

彼女の作品って表現されている主人公の感情があふれているそんな印象を受けます。ストーリー性というより感情の表現が優れているように思います。筆者はそのあたりに魅力を感じます。これについては好みの問題ですが、そういうとらえ方もありということで・・・。

久々に読んでみてそんなことをふと思ったりした先週の出来事でした。