第2弾

昨日、「MUSIX!」で市井再デビュー密着の第2弾を放送していました。前回より少し短めの内容でした。

メインは、たいせーとの面談シーン。思い切りダメ出しされます。昔のASAYANチックな煽り方ですね。でも、一言一言がなるほどと思わされるほど的確です。「元モーニング娘。であることを、一切忘れてしまって下さい。」とか、「1人の市井紗耶香という、新人をプロデュースするつもりで、やっていくから。」とか、このあたりは、当然といえば当然ですが、重要なことですね。

で、市井ちゃんの詞を見ての一言も辛辣です。まず、「人が読んでも解からない。」、「1編の詞に2つも3つも言いたいことが言い表してて、読んでる方は、焦点がぼけちゃう。」。本当、的確なコメントです。

で、的確な指摘を受け、市井ちゃんは落ち込みます。「まだ全然納得、自分でもいってないし」てな感じで。ダメなのは、自分でも十分に自覚できているからこそ、落ち込みも大きいということで。

で、次週の予告で思いっきり、「残酷な結末」って。デビュー曲は他の人の詞で行きましょうとか宣告されるのでしょう。現実は厳しいですね。でもプロとして出せるレベルに到達できていなければ、仕方のないことでしょう。

なんだかちょっとかわいそうな感じもしますね。でも冷静に考えれば、彼女はとても恵まれているのです。何の実績もない新人なのに、デビュー前に音楽番組で特集してもらえ、番組出演のスケジュールも入ります。そして、何よりも彼女のデビューを心待ちにしているファンがたくさんいます。たとえば、全国まわってキャンペーンやってもそこには人がたくさんやってきてくれるのです。

恵まれていることが、本当にいいことかどうかはわかりません。むしろマイナスであるかも知れないからです。たとえ作品のレベルが低くても買ってくれる人がたくさんいることは、アーティストにとっては逆に不幸であるかも知れません。

果たして、彼女の作品を評価して買ってくれる人がどれだけいるのでしょうか。そう思うと、もしかしたら不幸なのかなという気もします。

このことは、彼女が一生重荷にしていくであろう元モーニング娘。という十字架がもたらすものだと言えるでしょう。彼女がそれを乗り越えることでしかその十字架は乗り越えられないのです。先週の放送であった中澤ねえさんの「モーニング娘。はどこへ行ってもモーニング娘。」という言葉はあまりに重いものです。元モーニング娘。という事実は誰しもが否定できない事実。原点でありふるさとであるもの。でもそれは、同時に乗り越えるべき対象なのです。

彼女は市井紗耶香としてモーニング娘。を超える必要があるのです。売り上げとかそういう意味ではなく存在として・・・。

そして、そのための第2幕の幕は今上がったばっかりです。

<3/19の予定>
特になし