特集

昨日から「MUSIX!」で市井紗耶香特集がはじまりました。武道館から復帰、レコーディング、「FOLK SONGS」キャンペーンあたりの話とインタビューを10分くらい放送していました。予想よりもかなりよい扱いですね。いわゆる昔のASAYANテイストの演出もある意味懐かしさを感じさせてくれるものでした。

ぐっと映像の世界に引き込まれるような感覚が懐かしかったです。これは、市井オタであるがゆえの現象で、一般の人から見たらなんだかなあという感じなのかもしれません。やっぱりブラウン管で見るとリアルにオタであることを自覚させられます。彼女の持っている得体の知れない魅力そういうものを感じさせられた瞬間でした。

それをより引き立たせるものとして、ASAYAN流の演出があります。言ってることは普通なのにそうは聞こえないところがすばらしいです。なんかものすごい深いことをいってるように聞こえるあたりが良いですね。

見ていた中でいくつか引っかかる部分がありました。まず、先週の予告であったモーニング娘。の人たちへのメッセージですが、何を言うかと思えば、「心配掛けてごめんなさい。がんばるから応援してください。」って、ん〜ってっ感じでした。

ていうか、最初に言うべきは、「自分のわがままでやめて、そのせいで迷惑掛けてごめんなさい」の一言のような気もするんですが・・・。

きっとその一言は編集でカットされたんですよね。そうに違いないってことで。

もし脱退の真相が彼女のわがままによるものでなく、ほかの要因よるもので、ほかのメンバーもその真相について知っていたとするならこの発言は納得できるものだと思いますが・・・。

このあたりは、推測の域を出ないので、これ以上の言及はさけておきます。

もうひとつ、中澤ねえさんのモーニング娘。はどこへ行ってもモーニング娘。という言葉も奥深いなあと感じました。市井紗耶香モーニング娘。であることを拒絶した人間のはずです。でも、その名前はいまだについてまわり、現実には市井紗耶香という看板よりも元モーニング娘。という看板のほうがはるかに大きいものだといえます。

復帰も元モーニング娘。という看板がなければなしえなかったものだし、復帰後の活動もその看板のもとで動いています。その呪縛から解き放たれて、彼女が元モーニング娘。市井紗耶香から市井紗耶香になるのはいつの日のことなのだろう。そんな風に思うと切ないですね。

最後の方で「一年半の分取り戻さなきゃ」ってあたりもすごく切ないです。だったら最初からやめるなよと言いたいところですが、その辺は彼女自身が一番わかっているはずのことであり、苦しみを味わっているはずでしょう。

彼女にその失った時間への後悔の気持ちを明日への努力へと変えることができるのかどうかそれが重要なことだと思います。

ともかく来週以降どういう展開になるのか注目してみたいと思います。

<3/12の予定>
特になし