投資の話
投資の話続編。
・定期預金のリスク
定期預金最強といいつつも、実行に移さないのは、定期預金にもリスクがあるからです。それはインフレリスクです。
例えば、100万円を金利1%で預けたとして、1年後に101万円。仮にインフレで物価が5%あがったとして、今100万円の商品の値段は105万円。
仮に1個1万円の商品だったとして、101/105=96.19・・・なので、1年前には100個買えたものが96個しか買えないことになります。
実質4%弱の損失。インフレ局面では定期預金は有効な投資とは言えない。というか、タンス預金はもっと損な投資です。
・株とか為替とか
じゃあ株とか為替とかで取引するのがいいかというと、答えはノー。
例えば、株は口座さえ開けば誰でも取引できますが、市場には個人以外に機関投資家、ヘッジファンドとありとあらゆるプレーヤーがいます。
昨日株を始めたばかりの初心者が、本業として株をやってるプロと勝負するのは、例えば、ボクシングジムに入ったばかりでヘビー級のチャンピオンと勝負するようなもので、無謀というほかはない。
・第三の道
定期預金もリスクがある。かといって株などでプロと対等に戦うのは難しい。
そのための方策として、世間に推奨されているのが、国際分散投資、ドルコスト、パッシブ運用の3点セット。
ざくっと言うと、できるだけリスクを分散して、世界経済全体の成長にかける戦略。これでダメならしょうがないよねと。
・現状
そういうわけで、数年前からパッシブ運用のインデックスファンドにかなりのウエイトで投資してます。
ただ、それだけだと面白くも何ともないので、日本株だけ現物で投資。それが、悲惨なことになっているのが現状です・・・。
・今後の方針
株が上がるのを待つしかないよね・・・(苦笑)
まあ、この点についてはわりと楽観的で底は近いと考えています。
ある程度、損失を整理できたら、日本株も大半をインデックス投資に移行。少しだけ現物で遊ぶという形が理想です。
・余談
サブプライム問題の余波が世間を騒がせていますが、年収の何倍も借金して不動産に全力投資という、株とかに比べてもはるかにリスクの高い投資をしているのは日本人も一緒だよねと思う。
ちなみに、安田財閥の創始者である安田善次郎の格言に「住宅には身代の一割以上の金を決して使わぬこと。」というものがあります。
例えば、3000万の住居を持つには3億の資産が必要だそうで・・・
絶対無理w