圧倒的すぎる!
定期映画鑑賞日記。
というわけで、ダークナイトを見てきました。
結論から言うと、
面白さが圧倒的すぎる!!!
人間の心の中に揺れる光と闇を深くえぐり出す問題作。正義とは悪とは何かというのを圧倒的なスケールで鋭く問いかけてくる作品です。
この手の作品は、日本人は100万年かかっても作れないだろうな。日本人がダメというのではなく、根底にキリスト教的な宗教観、絶対的な神と弱い人間という対比が根底にあって、その表現が絶妙なのです。
正義を追求してはずがいつしか悪に支配されたり、あるいは、弱いはずの人間が最後の最後で強さを見せてみたり、二つの二元的価値の中を揺れ動きます。揺れ動く人間はかくも弱くて強いものなのです。
もちろん、大作にふさわしいアクションシーンも圧巻で、圧倒的なスケールで迫ってきます。息つく間もなく押し寄せるハラハラドキドキの連続、エンドレスなジェットコースター状態。
そして、特筆すべきはバットマンの永遠の敵ジョーカー。狂気に満ちた姿は、怖いよ〜って泣き叫びたくなる凄さ。街の人間を恐怖に陥れ、その心をもてあそぶ。悪役が輝けば、その作品の面白さは保障されたようなもの。
というわけで、圧倒的面白さの超大作「ダークナイト」は絶対見るべき。
P.S.
それにしても、ジョーカー役のヒース・レジャーの死が悔やまれます。ぜひ、彼にはオスカーを贈ってあげたいなと思う。