夢にまで見たような世界は


YUI 3rd Tour 2008 “oui”〜I LOVED YESTERDAY〜@京都会館に行ってきた。

京都会館にライブを見に行くのは久しぶりです。そもそも京都でそこそこ有名なミュージシャンがライブをやること自体少ないのです。貴重な機会は生かさないとダメですからね。

で、開演2時間前に会場着。グッズ列には長蛇の列。さすがに人気だよなと思いつつ列に並ぶ。周りを見渡すと予想通りだけど客層が若い。25歳以上お断りな雰囲気でちょい肩身が狭い感じ。ライブ中に実感したのですが、女子率も予想以上に高くて、黄色い歓声が飛んでました。

会場脇の広場にはストリートミュージシャン風にギターで歌う女の子が。YUIのカバーメインでやってたのですが、そこそこうまかったです。

グッズ買って、ツアーTシャツに着替えて臨戦態勢ばっちりとなったところで、連番者と合流。最前列チケをエサに四国から呼び出してみた。

客入れが始まったのである程度はけてから列の最後尾に。会場に入って座席に着く。ステージが近すぎる。普通に手を伸ばせば届く感じ。実際の立ち位置までは数メートルはあるのですが、それでも近い。

いよいよ開演です。ステージ上にYUIとバックバンドが登場。ギター&ボーカルのYUIのほかは、ギター、ベース、ドラムの3人。あと、上手の袖の奥にプログラミングの人が1人。

まずは立て続けに数曲。1曲歌って、水飲んで、次の1曲と流れるように進みます。時々、ギターチェンジがあったり、ひと言くらいMCが入ったりします。

アコースティックとエレキが何種類かあるようなのですが、ギターのことはわからないので細かな違いまでは不明。

作詞作曲という点ではアーティスト風だし、中高生からの人気という点ではアイドル風な彼女ですが、ステージ上でちっちゃな体にギターを持って歌う姿はミュージシャンという言葉がふさわしいと個人的には思いました。さらにブーツにジーンズにチャックのシャツとシンプルな出で立ちもその印象を強くさせます。

細かい順番はすでに記憶が飛んでしまっているのですが、中盤で見せ場の一つが弾き語り。歌唱力が売りな人ではないはずなのですが、会場中に響く歌声は聞き手の心に響き渡る感じ。声に魅力のある人なので、聴いていて心地よくなれます。

あとは、ぐだぐたのMC。謎です。自分だけの世界で完結して終わりみたいな。観客おいてけぼりみたいな。天然どころじゃない超越した感じ。これはこれで面白い。途中でカンペ見ながら、地元京都の方言の話題とか。予想を超えたパラレルワールドにやられたw

後半戦はわりと盛り上がり系の曲でノリノリな感じで。とりあえず、Rolling starの時の爆竹には吹っ飛んだ。筋肉痛必至な展開でした。

で、アンコール。客煽りもあってわりと長め。アップ系の曲で最後の盛り上がりの後は、弾き語りで締め。一番最後の終わり方がなんというか余韻を残す感じでよかったですね。

全体としては、見る前はもっとアイドル寄りのイメージを持っていたのですが、実際見てみるとギター一本で勝負してます的な部分があって、意外な面白さでした。通してみてもすごく楽しかった。

あと今後ですが、楽曲の中にも独特の世界観を感じさせるものがあって、そこそこ固定客をつかんでそうなので、案外人気は長持ちしそうな気がする。個人的にも声質とか楽曲とかがすごく好きなので(まあFC入ってるからね^^)、今後の活躍に期待したいなと思っています。