期待感

すっかり小泉自民党の陰に隠れてしまった民主党の代表に前原誠司氏が選ばれた模様。

全国的には無名な感じで、今のところ売りは若さくらいなのですが、地元京都の人なので個人的には少し期待してみたいと思っています。

政策的な面で見ると細かなぶれはともかく保守本流というか自民党とさほど差はないような気がするので、どう違いを出していくのかという点には疑問が残ります。

もっとも今の政界を見ると自民党以外も自民党を出て行った人が多数見受けられるので、層保守化というのが進行しているような気がします。

当面、自民党の優位が続くとしても、いずれは、2つの保守政党による二大政党制に収れんしていくのでしょうね。

さて今後の流れを予想すると、次のポイントは小泉後の自民党がどう動くかということになるのでしょうか。端的に言えば、誰が後継となるのか。

今の自民党でポスト小泉候補に挙げられている人は、安倍氏をのぞけばすべて60代、安倍氏にしても50歳で前原氏の43歳に比べると上です。

となると、若さという点では見劣りするのは否めないので、若さ対実績という争点がひとつ生まれるのかなという気がします。

今のところ、現実化の可能性は薄いですが、その選択の結果次第では、例えば、イギリスでブレアが首相になったような若いリーダーが日本に生まれるのかどうかちょっと楽しみかもしれない。

まあ、現状としては民主党は巨大与党の前には弱小野党に過ぎないわけで、どれだけ存在感を示せるかを当面は見守っていきたいなと思います。