水曜から5夜連続放送中のドラマ「弟」石原慎太郎作の同名小説が原作です。なんとなくテレビをつけたらやっていたのですが、これが案外面白い。

根底にあるのは原作の面白さ。題材の面白さという表現もできるかも。描かれている人物が、戦後最大のスーパースター石原裕次郎、そして、その兄で芥川賞作家現都知事石原慎太郎とあっては面白くないわけがない。

描かれている人物自体の魅力がそのままドラマの面白さに反映しているのだと思う。当然、ストーリーの面白さ、構成の面白さはあるとは思うけど、素材の良さってのが一番大事だなあと思わされる。

ただ、キャスト的にはちょっと微妙かも、長瀬智也ってなんか華がないような気がするなあ。徳重聡もちょっとインパクトが足りない。

でも、その辺を割り引いたとしても作品としての面白さは不変です。ストーリー展開がどうなるのかちょっと楽しみなドラマ。