法則性

メロンの単独ライブツアーというのは去年の冬の最初のライブから数えて3回目なわけです。

個人的には最初行ったときありえないくらい面白かったというのが原体験です。

だけど次に見に行ったときは、面白かったけどそれほどでもなかった。

で、今回。ありえないくらい面白かった。

理由はなぜ?とか思ったけど結構単純で席番にありました。

1回目:1組
2回目:7組
3回目:2組

単に席番が良かったからのようです・・・。

どこの席であっても楽しめるはずなのですが、やっぱり近くで見た方が楽しいわけで、当然といえば当然です。

細かい表情とかまではっきりわかるのはライブハウスならではの距離感といえましょうか。

彼女たちをアリーナクラスで見る機会ってのはハロプロコンとか誰かのツアーのゲストとかそういう場なのですが、そういう場で見てもそれほど面白くないというかそういう気がします。

それがたとえ前の席であってもです。

大きな会場では、観客との掛け合いとかそういうのが成立しにくい部分があって、彼女たちの魅力はそこでは生かされないそう思うのです。

彼女たちのアクトは観客との密接な距離の中でより際立つものだと言えるのかも知れません。

逆に観客との距離感を拒絶して隔離したところにいるような人もいます。

それは、松浦亜弥・・・。

どんなに近くで見ても彼女は遠くにいるようなそんな感覚を抱かせてくれる人です。

彼女のつくるパフォーマンスの世界は、観客の存在を別に必要とはしてないのだと思います。

観客はある種フィルムを見せられるかのごとく彼女の圧倒的なパフォーマンスを鑑賞することになるのです。

観客との密接性を必要としない分、会場の広さはあまり重要な要素とはなりません。逆説的にいえば、どんなに会場が広くてもその魅力を伝えられるスーパースターとしての条件を満たせる人なのかも知れません。

もっとも、過酷なスケジュールがたたって、歌詞とばしが目立ったりする今の彼女はどうだかわかりませんが・・・。

結局どちらの空間を面白いとするかは個人の好みによると思います。

すなわち、演者側と観客側が一体となってステージを作って楽しむというあり方と、演者側の圧倒的なパフォーマンスを鑑賞して楽しむというあり方、どちらが楽しいかということです。

で、最近の僕は前者に近くなりつつあるのかもと思ったつーのが昨日の感想。

P.S.
この件は、もう少し自分の中で整理できるまでいろいろ書いてみようと思います。