ayu ready?

ソニンが「ayu ready?」にゲスト出演。進行としては、いつも通りの内容。ただ、浜崎あゆみのコメントが当たり前のようで結構深いなあと思った。
まず、一個目、カレーライスの女の例の裸エプロンのジャケットについての感想。

ayu:「ビックリしたけどカッコイイと思ったね」
それから、一連のソロ作品についての感想

ayu:「孤独な感じっていうの、孤独な女の感じがあるじゃん。(中略)でも、あわれじゃないというか・・・。そこがすごくソニンちゃんの凄いところだと思う・・・。」
一部分を切り出してみると、一つ一つのコメントが的を射ている気がする。孤独だけどあわれではない。孤独だけど、かっこいい。そういう女のイメージをソニンは表現しているのだと浜崎は言う。
さらっと述べられた言葉なんだけど、核心をついているそんな気がする。ソニンが表現するのは、孤独だけどそれに押しつぶされてしまっている悲劇のヒロインではない、孤独な中で強く生きるヒロイン。
実は、個人的な感想はちょっと違っていた。ソニンを見るといつも、この番組でもなぜかコメントしていたりするように、和田マネの影がどうしてもちらついてしまう。だから、どうも一連の展開には、ねらいすぎな感じとかやらされている感じがしていた。どうもそのあたりに違和感があった。
だけど、浜崎の抱いた感想は違っていた。同じ歌手であり、トップを走る人間としての感想であり、同時に同年代の女性としての感想である。そういう彼女の感想を聞いて、自分の感想の中にあった違和感が解けたように思った。
そう、ソニンは自分の意志で歌い表現しているのだ。
そんな彼女自身の生き様が歌の世界に投影されている。様々な障害にめげずに力強く生き続ける彼女に、浜崎にかっこいいと言わしめる一流のアーティストを見た。