スタンダード

昨日、仕事が早く終わったので帰る途中にCD屋に立ち寄っていろいろ見てみる。ひさしぶりにいろいろ見てみると新鮮です。

で、迷ったあげく、宇多田ヒカルの全米デビュー盤「EXODUS」(Utada名義)と槇原敬之のベスト盤「Completely Recorded」を買ってきました。

まずはUtadaの「EXODUS」。

「EXODUS」ってどういう意味だろうと思ったら、旧約聖書出エジプト記のようです。オープニングから続くアジアンテイストというかエスニックな感じのするサウンドにちょっと戸惑う。

構成としてはよくできているとは思うのですが、今までの彼女のイメージからするとかなりの違和感。そこは、宇多田ヒカルではなくUtadaとして理解しなくてはいけないのでしょう。

全体として、そういう違和感の方が目立ってしまったので評価は保留。

で、槇原敬之のベスト。

聴いてると普通に泣けてくる感じ。どの作品の出来映えも秀逸なのですが、特にブレイクのきっかけとなった「どんなときも。」あたりは僕自身が多感な時期にリアルタイムで聴いていただけに印象深いですね。

僕とって槇原敬之といわれるともしかしたらそのあたりの何枚かの作品ということになるかもしれません。

とはいえ、今も生み出される音楽のクオリティの高さは素晴らしいものがあります。実際、このベスト盤にある作品はどれをとっても外れがない感じ。

きれいなメロディライン、核心に迫ってくる歌詞、そしてその世界を表現しきっているやさしい歌声。どれをとっても非の打ち所がない感じ。

一時期、罪を犯して活動休止していた時代がありましたが、復帰後は順調にきているようで、今後も彼にはポップスの王道を歩んでいってもらいたいと思います。